2012年10月6日土曜日

製造業低迷の原因

先日、某超一流電器メーカーの役員の方の話を聞く機会があった。

名刺を渡したわけでもないので、厳しい事を言うが、

その人は、自社の厳しい状態について。

「携帯電話がスマホになって、個人の携帯への支出が増えてしまったために、他の消費に回らなくなった」

と言っていた。

今でも、本気でそんな事思っているなら、失礼だけど。この人はかなり役立たずだと思う。

iphoneに代表されるスマホの登場以来

「CDプレーヤー、MDプレーヤー等の音楽視聴機器」
「目覚まし時計」
「コンパクトカメラ」
「計算機」
「電子手帳」
「辞書」
「ボイスレコーダー」
その他・・・・


自分は買った覚えがない。

つまり、スマホがあれば、全ての機能が入っているので、それらの商品を買う必要がなくなってしまったのだ。


それらを開発・生産していたメーカーは、当然売れなくなって、売上が減る。

それどころか存亡の危機になる。


だって、商品自体の需要がなくなっているのだから。


ところが、その役員の人は、自社の売上低下の解決策として。


「個人の支出が商品購入に回らなくなったのだから、一生懸命に新しい売り方を考えようと思う」


とまで言っていた。。。。。


全く現状を把握していない。


つまり、商品の方向性や、業態変更をしてまでも、打開策を考えなければならない時期に来てる事に気づいてない。


これなら、アップルやサムスンに日本企業が負けてしまうのがわかる気がする。


本当に昔から、大好きなメーカーの人だったから、すごく不安になった。


きちんと分析しようよ。。。。

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